2013年10月30日水曜日

ギブアップした画題


左の画像は、ポーランドのザコパネという山岳地帯の渓谷である。
ワルシャワに住む娘一家がこの夏に出かけて撮った写真である。
 
この画像を基に絵を描いてみようと考えてしまった私は、無謀であった。
水の流れ、それにもまして、向かって右側も暗から伸びてくる、ヒマヤラ杉
のような樹木。細かい描写がダイの苦手な私は、これをいかに描こうか、悩む。
最初にマスキングしてから描くという方法もあるのだが、素人がマスキングをやると、不自然になるというので、余り使いたくない。
陰の暗い部分を塗りながら、光の明るい部分を抜いていくことにしたのであるが、これがまた、何とも難しいのである。
何枚も、破り捨て、もう描くのを止めて違う題材にしょうかと思ったのだが
途中で投げ出してしまうのが悔しくて、2,3週間手が入らないままに、違う題材に取り組んでいたが、何とかしないと気がすまなくなり、色に逃げてしまったのが、左下の作品。ちょっと、これは、先生には見せられないと、思っているのである。